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気がついたらいつの間にかなくなってるその不調・・PMSとして診断されるポイントって?

PMSの症状は多岐にわたるので、症状を見ただけではPMSの判断は下せない。

それが前回のお話でした。では、婦人科の先生はどこを見て、PMS(月経前症候群)の判断を下しているのでしょうか。

ポイントは「期間」と「反復」です。

まずは「期間」についてですが……。他の病気か、それともPMSかを区別する一番のポイントは、症状それ自体にではなく、症状が現れる期間にあります。

具体的に言えば、月経前の14日間という限られた期間内にその症状が現れるとともに、月経が始まるとウソのように消えていく。それがPMSの最大の特徴です。

ですから、たとえ下腹部の痛みや抑うつといったPMSに典型的な症状が認められたとしても、それがもし月経後にも続いているようであるなら、それはPMSではなく、うつ病や卵巣のう腫など、他の病気が原因ということになります。

症状が出る時期とタイミングがポイント!それを左右するのが【排卵日】

また、PMSのもう一つの特徴は「反復性」という点です。月経の14日前以降に症状が出て、月経が始まれば消えるというパターンが、毎月決まって現れます。

勘の良い方はもうお分かりかと思いますが、月経の14日前というのは、つまりは排卵の時期を意味します。

言い換えれば、排卵から月経直前までの期間に起こる病気。それがPMSというわけです。

さて、これまでに述べてきたことをまとめれば、こうなります。

日常生活に困難を感じるほどの「重い症状」が毎月決まって起こり、しかもそれが、月経前の14日間に限っているのであれば、それはPMS(月経前症候群)の可能性大なんです。

以上を読んで、何か思い当たるところがあるようでしたら、まずは婦人科の先生に一度相談してみることをオススメします。