出産でPMSが軽くなるってホント?
「出産をすれば、PMSって軽くなるんだよ」
そんな話、あなたも聞いたことはありませんか?
でもそれって、本当のことなのでしょうか。もしそうなら有り難い話なのですが……。
今回は出産とPMSの関係について、解説してみたいと思います。
出産したからといってPMSが軽くなるわけじゃない
出産を経験すれば、PMSは軽くなる。そんな話、一体どこから出て来たのでしょうか?
おそらく出産を経験した後、本当にPMSの症状が軽くなった人がいて、それが誰にでも通用する話として広がってしまったのではないでしょうか。
一般的に言えば、妊娠期間中は胎盤性のプロゲステロンが大量に分泌されることもあって(月経前に分泌される卵巣性プロゲステロンの数倍!)、PMSの症状が出ることはありませんが、出産とともに胎盤も体外に排出されますから、出産後はまたPMSが始まります。
もちろんここでも症状の出方は人それぞれです。以前より軽くなる人もいれば、より重くなる人もいます。
出産後PMSが悪化する場合もある?
特にPMSの場合、ストレスが加わると症状が重くなる傾向がありますから、子育てがストレスの原因になるようだと、当然、PMSも重くなってしまいます。
もし思い当たるところがあるのであれば、子育てなり家事なりの一部をご主人や両親などにも分担してもらったり、共働きの場合であれば、仕事量を減らすといった工夫を真剣に考えてみることをオススメします。
PMSの症状が深刻になると、自分で自分がコントロールできない場合も出て来ますし、それが幼児への虐待となって現れては、子供にとっても悲劇です。
その点もどうか、心してほしいと思います。