今回は婦人科で行われる検査について、簡単に紹介しておきたいと思います。
婦人科になかなか通いたがらない人に理由を聞いてみると、「内診が恥ずかしいから」という答えがよく返ってきますが……、
はたしてPMSで通院する場合にも内診はあるのでしょうか?
目次
これってどうなの?PMSを見極めるポイント
女性の9割が経験しているPMSですが、4割以上の人はPMSについて知らないそうです。半数近い人が何かよくわからないまま、毎月苦しんでいるということなんです。
PMSは生理が始まる1週間前位から発症し、生理が来ると治まるのが特徴。本当にPMSかわからない、という時は、下記のチェック項目を参考にしてみてください。
抑うつ
怒りの爆発
イライラ
不安
判断力の低下
社会的引きこもり【身体症状】
乳房痛
腹部膨満
頭痛
四肢の浮腫(むくみ)
- 過去3生理周期で上記の症状が一つでもある。
- 症状が出るのは生理開始前の5日の間である。
- 生理開始4日から13日の間には症状が再発しない。
- 日常生活に支障をきたしている。
参照元:ガイドライン婦人科外来編
PMSの診察はどこで見てもらえるの?
いざPMSを診てもらうとなっても、どこに行っていいかわからないもの。精神症状がひどい場合は精神科や心療内科も検討してよいですが、まずは婦人科へ行きましょう。かかりつけの婦人科があればいいですが、ない場合はこちらから探すことになります。
- 総合病院・大学病院の婦人科
- 婦人科医院/クリニック・レディースクリニック
- 婦人専用科外来
PMSは医療機関によっては対応していない所もあるかもしれません。PMSのようだが診てもらえるか、電話で確認しておくと安心です。
また、最近人気の女性専用外来でももちろん診てもらえます。ほとんどが完全予約制なので、事前にチェックしていきましょう。
何を持って行けばいいの?
- 過去3ヶ月分の基礎体温表
- 基礎体温表がなければ最終月経開始日
PMSの診察で医療機関を訪れる時は、できれば最新の基礎体温表(3ヶ月分あればベスト)を持参しましょう。基礎体温表で婦人科系の病気がないか調べることができます。
最低でも最後の月経開始日は言えるようにしておきましょう。
診察の流れ
- 問診
- 検査
- 診察
まずは受付をして問診票に記入します。問診票では初経の時期や性交渉の有無、アレルギーや服用中の薬などが聞かれます。
検査は血液検査や尿検査、内診や超音波検査が行われることもあります。PMSの原因の一つとして潜在的鉄欠乏性貧血があります。貧血などの病気がないか、また尿検査でホルモン値が調べられます。
気になる内診ですが、年齢や出産経験によっては卵巣や子宮の状態を見るため内診が必要になってくることもあります。
ズバリ、内診って絶対するの?
膣鏡などを使って、膣の内部を調べることを内診と呼びます。
相手がお医者さんとはいえ、膣の中をのぞかれるのは確かに恥ずかしいとは思いますが、膣や子宮の状態、さらには他の臓器との癒着がないかを調べるためには大切なことです。
ただしPMSの初診時には、必ず内診が行われるというわけではありません。
不正出血などの症状が特になければ、問診と血圧測定程度の簡単な検査だけで、低用量ピルを処方してもらうことも可能です。
とはいえ、診療方針自体はそれぞれの医院やクリニックで異なりますから、気になるようであれば、事前に電話で確認しておくことをオススメします。
子宮や卵巣など、腹部の状態を確認するのに有効なのが超音波検査です。
普通の(お腹の上から検査する)「腹部超音波」と膣内から検査する「経膣超音波」の2種類がありますが、これに関しても、もし恥ずかしくてイヤということであれば、腹部超音波で行うことも可能です(ただし、正確性の点では劣ります)。
ピルを常用している場合には、性感染症や子宮頸がんの有無、さらには肝機能などに異常がないかを調べるために、「超音波検査」のほか、子宮頸がん細胞診と血液検査を半年に一度受ける必要があります。
なお、子宮頸がん細胞診というのは、子宮と膣を結ぶ細くなった部分(子宮頸部)の細胞を綿棒でこすり取って、それを顕微鏡でチェックするという検査です。
内診と同様、恥ずかしいかもしれませんが、言うまでもなく、女性にとっては欠かすことのできない検査です。
どうしても内診が怖い・・どうすればいい?
内診なんて全然平気!という女性は少ないのではないでしょうか?やっぱりあの体勢は女性なら誰でも抵抗がありますよね。「どうしても無理!」という場合は「独身なので」「しばらく遠ざかってるので」と事情を説明するのもアリです。器具を変えてくれるなど、配慮してもらえるはず。
緊張するとスムーズにいかなくなるものです。器具が入るタイミングに合わせ息をゆっくり吐くようにすると楽ですよ。
医師もプロなので、安心してお任せしましょう。また、女性医師のいるクリニックや女性外来を訪れてみてもいいですね。
まとめ~PMSの治療・内診の心構え
- PMSの診察に必ずしも内診が行われるわけではない(気になる人は事前にチェック!)。
- 怖い病気が隠れていないか調べるためにも、ハードルが高い検査も時には必要と心得るべし。
病院で治療しても生活習慣や体質に原因がある場合は、治療をやめた途端再発、という可能性は大。そんな時はサプリメントの力を借りるのも手です。
サプリメントはホルモンバランスを整える、血行を良くして生理にまつわるトラブルを改善する、などの働きがあります。
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