PMSの治療は特別なことじゃない
月経前症候群(PMS)という言葉も、最近ではすっかり浸透してきました。
10年前は、周りでも「PMS?何ソレ」という人が多くいました。生理前、何となく調子が悪い、という自覚はあっても、PMSというものの認知度がまだまだ低かったんです。
今はすっかり知名度も高くなり、「今PMSだから・・」と言ってもわかってもらえるように。ドラッグストアでも、専用のサプリメントや薬が売られていますよね。
また、医療機関でPMSの治療を受けている、という人も少なくありません。もう自分一人でガマンする時代ではない、ということです。
PMSって生理が始まると自然に消滅するので、つい放置してしまいがち。でも、本当にツライ時は、治療も考慮に入れてみては?
コレって婦人科に行くべき?PMSの症状チェックシート
【肉体的な症状】
- 腹部の膨満感
- 頭痛
- 手足のむくみ
- 乳房痛
【精神的な症状】
- イライラ
- 不安
- 混乱
- 抑うつ
- 怒りの爆発
- 社会からの引きこもり
※参照元:ガイドライン婦人科外来編
PMSと婦人科で診断される基準は、
- この中で少なくとも一つの症状が、過去3ヶ月、生理前の5日間で見られる。
- 生理開始後4日以内に症状がなくなり、13日目までに再発しない。
- 日常生活に支障をきたしている。
という場合だそうです。
本当に大切なのは?
PMSと診断されるのは上記のような症状があった場合ですが、本当に大切なのは自分がツラいと感じるかどうか、ということ。
よく「生理は病気じゃないから」という言葉に縛られて、耐えに耐えて苦しい思いをしている人も少なくありません。そういう方を救うための治療、ということなんですよね。
ただ、薬の服用には必ず副作用があることは知っておきたいですね。
薬は症状を和らげることはできますが、根本的な解決ではない、ということ。風邪をひいたりして抗生物質を飲むと、体の悪い菌だけでなくいい菌まで殺してしまう、というのと同じ原理だと思うんです。
なので、治療をきっかけに生活習慣を見直す、などトータルで改善できればいいですよね。
基礎体温をつけるのもひとつの方法。自分のリズムを把握しておくというだけでも、気持ちが違うハズ。体温だけでなく、その日の気分もメモ程度に記録しておくとか。ちなみに私はイライラがキツい時はドクロマークを描いてました(^^;)
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