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生理前のメンタルな不調に苦しんでいるあなたへ
何をする気も起らない・・布団から出られない・・
涙が止まらなくなって、生きているのがツラい・・
家族やパートナーにも当たり散らし、職場の人間関係もギクシャク・・
普段は何でもないのに、生理前になると、無性にイライラしたり悲しくなるなど、自分の感情がコントロールできなくなる。そんな症状のことを月経前症候群(PMS)と言います。
特にうつ病っぽくなるなど精神面の症状が強い場合は、PMSと区別して月経前不快気分障害(PMDD)と呼ばれます。
メンタルな不調が著しく、日常生活を過ごすことが困難なら、PMDDの可能性があります。
PMDD(月経前不快気分障害)ってどんな病気?
PMSを訴える女性のうち、約5%の人が精神面の重い症状があるPMDDだそうです。PMDDは比較的新しく、認知度も低い病気です。そのため、自分でも気づかないまま苦しんでいる人が多いんです。
PMDDの原因とは
PMSもそうですが、PMDDの原因も明確にはわかっていません。排卵後に増える女性ホルモンプロゲステロンの影響が原因のひとつではないかと言われています。
排卵後は女性ホルモンエストロゲンが減少します。エストロゲンが減ると、脳内物質であるセロトニンも減少。セロトニンは幸福感をもたらす働きがあるので、不足するとわけもなく悲しくなったり、ブルーになったりします。
他にも潜在性鉄欠乏性貧血(一般的な貧血も含む)や機能性低血糖症という病気がPMDDを引き起こしている場合もあります。
生理前は子宮に血液が集中し、一時的に脳の血液が不足します。また、プロゲステロンにはインスリンの働きを抑制する性質がありますが、これが脳内物質の過剰分泌を引き起こしメンタルのトラブルを起こすと言われています。
これらの病気は自己診断で発見するのは難しいので、気になったら医療機関で検査を受けてみましょう。
PMDDとうつ病との決定的な違い
人と会いたくない、外に出たくない、死にたい、などPMDDの症状はうつ病とよく似ているのが特徴です。決定的な違いは
PMDDは生理が始まると自然に症状が治まる
ということ。PMDDもPMS同様女性ホルモンが影響しているので、生理が始まると自然に治るのが特徴です。うつ病の場合は生理周期に関係なくずっと不調が続きます。
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PMDDってどんな治療をするの?
PMDDの治療は対処療法で、症状に対する薬が処方されます。
- 鎮痛剤(頭痛・腰痛など)
- 抗うつ剤(イライラ・憂うつなど)
- ピル(女性ホルモンによるもの)
- 漢方薬
PMSは婦人科で診察されますが、PMDDの場合は精神科や心療内科になります。
PMDDはまだ認知度が低い病気なので、対応しているか事前に確認するようにしましょう。診察を受ける時は、生理周期・基礎体温表・症状が出るタイミングなどの記録したものを準備していくといいですよ。
PMDDの治療薬は治療よりも副作用のほうが強く出る場合もあります。特に抗うつ剤はアルコールやドラッグと同じで、依存性が高いものも。
ピルによるPMDDの治療
ピルは女性ホルモンを取り入れることで、排卵を起こさなくするための物。排卵が起きないので、それに伴うPMDDやPMSの症状をなくすことができます。
避妊以外にも月経困難症や子宮内膜症等の治療に使われています。
ピルの中身は女性ホルモンですが、他の薬同様副作用があります。
吐き気・胸の張り・下腹部痛・下痢・むくみ・不正出血・体重増加etc.,
副作用は体が慣れようとしている証拠。2~3ヶ月は続けて様子を見ましょう。また、医師に相談してピルの種類を変えてもらうのもいいでしょう。最近では低用量ピルや超低用量ピルなど副作用を最小限に抑えた治療目的のピルも利用されています。
PMDDの治療で薬やピルを飲み始めたのに、効果が感じられない
薬やピルでの治療は、症状を一時的に緩和しますが根本的な改善にはなりません。また、薬が合わない、改善のきざしが感じられない、ということもあるのでしょう。そんな時は生活習慣を見直してみて。
すぐに試したい自分でできるPMDDを治す方法
生理前のうつ状態は、セロトニンの不足が原因のひとつです。セロトニンは生活習慣を見直すことで増やすことができます。
太陽の光を浴びるようにする
午前中に日光を浴びるとセロトニンの分泌が活発になります。夜型の人は朝型に変更してみるのもいいですね。
適度な運動をする
特にスクワットやエアロビクスなど繰り返す動作が入るリズム運動がセロトニンを増加させます。
ご飯をよく噛んで食べる
噛む行為が脳への血行をよくしてセロトニンの量をアップさせます。ガムをかんでもOK。
トリプトファンを含む食べ物を食べる
セロトニンの材料になるトリプトファンを食べるようにしましょう。大豆製品、レタス、キャベツ、バナナ、チーズ、マグロ、牛肉の赤身などに多く含まれています。
ピルを飲む前に知っておきたいことまとめ
- ピルでの治療に副作用はつきもの。体が慣れるまで待ってみる、合わないなら種類を変えてもらっても。
- PMDDにはセロトニンを増やすこと。生活習慣を見直してみましょう。サプリメントも効果的です。
- 絶対治そうと思うのではなく治療をやめるという選択もアリ。「何もしないのが一番いいとわかった」という人も意外と多い。
根気よく自分に合った方法を探してみてくださいね。
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