目次
あれってPMSだったんだ
たわいもないことで、彼氏と大喧嘩してしまった・・
仕事がツラくてたまらない・・
生きていくのが嫌になるほどのマイナス思考に悩んでいたかと思ったら、ある時突然普段の自分に戻ってた・・
「あ~PMSだったんだ」と後になってみてわかる、というのは生理前のあるある、ですよね。
女性の約9割が何らかの不調を訴えているというPMS。
でも、実際に「あーこれPMSだ」と自覚しているのは半数以下なんだとか。
多くの人は何かわからないまま苦しんでいるのが現状なんです。
渦中にいる時って今起こってる状況を対処するので精一杯なんですよね~
病は気から、というように、原因がわからないとその不安から苦痛も倍増。
逆に「今、私PMSだから!生理が来たら治るから!」と予めわかっていると気も楽ですし、スケジュール調整など対策もしやすいですよね?
自分の症状が、PMSから来るものなのかどうか、チェックしてみませんか?
PMSの症状は多岐に渡り、その数は150もあります。その中でも主なものを紹介します。
PMSの主な症状
顔やカラダがむくみ/乳房の痛み・張り/肌荒れ・にきび
頭痛/下腹部痛/吐き気/腰痛/下痢、便秘/不眠
【精神的症状】
イライラ/気力がなくなる/落ち込みやすくなる
涙もろくなる/不安/孤独感
参照元:PMSセルフチェック – テルモ|基礎体温でカラダと話そう
ポイントは、
- 過去3ヶ月に渡って症状が出ている。
- 生理開始3日~10日前に発症する。
- 生理開始4日以内に症状がなくなり、その後生理開始13日目まで再発しない。
ということ。つまり、症状が出るのが生理前に限られているかどうか、ということなんです。
PMSの諸症状はなぜ起こる?
詳しいPMSの原因はいまだに解明されていないものの、生理前に起こる女性ホルモンの変動が心身に影響をもたらしているのは確か。
ただ、女性ホルモンだけではなく他の要素も関係しているそうです。
月経周期の中で、二つの女性ホルモン、エストロゲンとプロゲステロンが強くなったり弱くなったりしているのは知っていますか?
排卵後から生理直前にかけては女性ホルモンのひとつであるプロゲステロンが優勢。
排卵後はエストロゲンが減り、プロゲステロンの量が増えます。
エストロゲンとプロゲステロン、その真逆な働きとは?
エストロゲンはいわゆる美人ホルモンと呼ばれ、髪をツヤツヤにしたり肌をスベスベにするなど、女性の魅力をアップさせるホルモン。
一方プロゲステロンはブスホルモンと呼ばれ、体にものを貯めこもうとするので、むくみやすくなったり便秘になりやすくなります。
嫌われ者のプロゲステロンですが、女性の体を妊娠しやすくするという大事な役目を担っているんです。
うつ、眠気はエストロゲンが減るから
生理前になるとエストロゲンが減るのは先ほど紹介しました。
エストロゲンが減ると、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンも減ります。
セロトニンは幸福感や満足感に作用したり、また睡眠を調節する働きがあります。
生理前になるとうつっぽくなったり、イライラしたり、やたらと眠いということってありますよね?
それは幸せホルモンが減ってるから、と思えば、気持ちも楽になりませんか?
さらに詳しく⇒ 原因はこれだった!生理前に眠くなる3つの理由
だるさ、イライラもエストロゲンが減るから
エストロゲンが影響を及ぼすのは、メンタルだけではありません。
エストロゲンが減ると、インスリンが正常に出なくなる。
インスリンといえば、肥満や血糖値が気になる方にはおなじみのワード。
エストロゲンが減るとインスリンが足りなくなります。インスリンには血糖値が急に上がるのを抑える役割があります。
インスリンが正常に働かないと、血糖値は上がりやすくなるというわけ。
イライラしやすくなったり、体がだるくなる、など高血糖のような症状に陥ります。
参照元:プロゲステロンとインスリン抵抗性 | PMS/PMDD治療専門 クリニック・ハイジーア
PMSを解消するためにしたい3つのこと
生理前の症状とその理由が、何となくわかっていただけましたか?
PMSの症状は生活習慣を見直すことで、改善できます。
自分のサイクルを把握する
渦中にいる時ってそれどころじゃないので、ただやみくもに苦しんでしまいがち。
今の自分の状態を知るだけでも、客観的になれ楽になれるものです。基礎体温をつけるのもひとつの手。
また、「便秘」「だるい」と症状をスケジュール帳やカレンダーに残しておくと、次の周期の時に参考にできますよ。
「あと何日で終わる!」というだけで、気持ちが落ち着くハズです。
しっかり睡眠・休息を取る
睡眠不足はあらゆる不調の元凶。ストレスを感じやすい今の時期だからこそ、睡眠が大切になります。
コーヒーやスマホは体内時計を狂わせるので、ほどほどにしておきましょうね。
バランスの取れた食事を心掛ける
生理前は特にマグネシウムやカルシウム、ビタミンB6、ビタミンE、鉄分、トリプトファンを含む食品を摂りましょう。
積極的に摂りたい食品はコチラ↓
バナナ、鶏肉、青魚、緑黄色野菜、大豆製品、ホールフーズ、海藻類、αリノレン酸の油
そんなに難しいことじゃないですよね?
ぜひ今日から少しずつ、改善法を試してみてください。