PMSの治療にピルが効く、ってホント?
生理前になると、性格が変わっちゃうワタシ・・。
攻撃的になって周りに当たり散らしたかと思ったら、次の瞬間涙が止まらなくなって・・こんなの本当の自分じゃない!
生理前症候群(PMS)は本当にツライですよね。何がツラいって自分のことなのに、コントロール不可能なところ。
つらーいPMSの症状、ピルで治る?
避妊薬として知られている低用量ピル。PMSの治療薬としても用いられています。
PMSだけでなく生理痛や生理不順、子宮内膜症や吹き出物、多毛症など女性ホルモンが引き起こす様々なトラブルの改善に用いられているんです。
そもそもピルの仕組みって?
ピルは薬だと思っている方も多いかも。でも、その中身は女性ホルモンそのもの。
ピルは女性ホルモンの量をコントロールし、排卵させないようにするので、高い確率で避妊ができる上PMSや生理痛など、排卵に伴う諸症状を緩和できます。
でも、ピルって副作用がキツイっていうけど・・
ピルは現在の低用量ピルが出るまで、中用量・高用量が主流でした。
このタイプは太ったり吐き気といった副作用が強かったため、ピル=副作用といったマイナスイメージが定着してしまったようです。
現在の低用量ピルは、ホルモン量は最小限で副作用も低く抑えているため、昔に比べて気軽に始められそうです。
でも、飲み始めは頭痛や吐き気などを感じるかもしれません。
ピルは体が慣れるまでに2~3ヶ月は要するので、最初に違和感を感じたとしても飲み続けるうちに症状が治まるケースがほとんど。
また、ピルも色々なメーカーから出ているため、専門医と相談しながら自分にピッタリのものを見つけるといいかも。
気になる低用量ピル服用のキホン
ピルの飲み方は、毎日決まった時間に忘れずに服用します。
もし飲み忘れたら、2回までならそのまま再開が可能。思い出した時にすぐに1錠飲みます。そして、いつも飲む時間にもう1錠飲みます。
3回以上忘れた場合は、専門医に相談しましょう。避妊目的として飲んでいる場合は、避妊効果がなくなるので、要注意です。
ピルって血栓ができる、ってホント?
ピルの副作用のひとつに、血栓ができやすくなるというのがあります。
これも一概には言えず、リスク的には妊娠中や分娩後に比べると少ないとか。
ただ、ヘビースモーカーの人や高血圧の人は要注意なので、ピルを処方してもらう際にチェックされるはず。
逆に子宮がんや卵巣がんのリスクは減ります。
月経困難症の場合のピルは保険が適用されますが、他は実費払いです。
といっても、サプリメントのような値段なので、高いか安いかの判断はアナタ次第。
選択肢のひとつとして、ピルも考慮に入れてみたらいいかもしれませんね。
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