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生理前になると決まって吐き気がする・・これってPMS?

生理前のココロと体に降りかかる不調、月経前症候群(PMS)。

生理前の吐き気は、もしかして妊娠?と不安にかられたりして。あなたも生理前になると、必ず胃が気持ち悪くなる、という経験はありませんか?

吐き気も立派なPMSの症状のひとつなんです。

生理前の不快感【PMS】の仕組み

PMSは大体月経予定日の1週間前から3日前の期間に症状が現れます。この期間は女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)が減り、代わりにプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が増えます。

この期間ホルモンのバランスが崩れやすいので、カラダやココロに影響が出る――これがPMSの正体なんです。

女性ホルモンって量にすると本当に微量(一生のうち分泌されるのは小さじ1杯とか)、しかしながら体と心に圧倒的な影響力を持っているんですよね。

毎月のように苦しめられるPMSですが、実は妊娠という子孫を残すための大きな役割を担っています。

生理前の吐き気がおきる2つの理由

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生理が近づくと、血液を体外に出すためにプロスタグランジンという物質が子宮を収縮させます。その際、子宮周辺の胃腸にも影響を及ぼし胃がムカムカしたり、吐き気を感じる原因になります。

子宮を収縮させるプロスタグランジンは生理痛や陣痛の原因にもなっています。

生理前はホルモンバランスが崩れやすくなります。生理前に女性ホルモンの変動が起こることは前述の通りです。

この女性ホルモンの増減でホルモンバランスが崩れてしまうと、それと連動している自律神経にも影響が・・。吐き気やめまい、頭痛などの不調が生じてしまいます。

こちらも参考にどうぞ↓
生理前の吐き気とめまいを撃退!すぐ試したい4つの解消法

吐き気を止める10の対策

コーヒーなどのカフェイン摂取をやめる

毎朝のコーヒーが欠かせない、という人は多いですよね。でも、カフェインをやめてPMSや偏頭痛が改善された、というケースって多いんです。カフェインは血行が悪くなる原因になるので、プロスタグランジンが増えることにつながります。また、カフェインは胃を刺激するので、吐き気が悪化してしまう可能性も。
急にカフェイン断ちするのはツライかもしれません。1日5~6杯飲んでいるのを2~3杯に、毎日を週3~4日に減らすなど、少しずつ試してみては?また、カフェインフリーのコーヒーもいいですね。ストレスにならない程度にゆるくカフェイン断ち、実践してみましょう。

カラダを温める食べ物を食べる

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カラダが冷えていると、生理痛がひどい。そんな経験はありませんか?

血行が悪いとプロスタグランジンの量が増えます。冷えで子宮周りの血行が悪いと、子宮を収縮させる力が弱くなるのでさらにプロスタグランジンが分泌されます。生理痛や胃のムカつきも悪化。

血行を良くする食べ物を積極的に食べましょう。アーモンドや大豆に含まれるマグネシウムや、青魚に含まれるDHA/EPAは血行改善や血液をサラサラにする働きがあります。

女性のカラダに冷えは禁物です。シャワーよりもお風呂、ストッキングよりもソックス、冷えた清涼飲料水より熱いハーブティ・・体の外と中から暖かくなるようにしましょう。

体操で血行促進

ストレッチや運動も血行をよくしてプロスタグランジンの影響やPMSの症状を緩和させるのに有効です。骨盤周辺の血行を促進させる体操を紹介します。

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足は腰幅ぐらいに開きます。両膝を左右に揺らします。幅、スピードを色々変えてみましょう。

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そのまま右に倒します。左足のひざが右足のかかとにつくように。反対側も行います。

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かかとを少しお尻に近づけ、片足を反対側のひざにのせます。息を吐きながら腰を浮かせます。反対の足も行いましょう。

吐き気を抑えるツボ

吐き気を抑えるツボを紹介します。吐き気がピークになった時に押すより、「そろそろ来るかも」という時に予防策として押すほうが効果的です。

【内関(ないかん)】
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左手の手首にあります。手の付け根から親指3本分下にある部分です。右手の親指の腹でゆっくり3回ほど押しましょう。神経性の吐き気や乗り物酔いにも効きますよ。

【公孫(こうそん)】
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足の親指の付け根の骨(外反母趾で出て来る骨)からくるぶしに向った直線上にあります。あぐらをかくようにして、親指の腹または人差し指を折り曲げた角で押します。

薬で吐き気をストップ

市販の痛み止めはプロゲステロンを抑制するものがあります。こちらも症状がひどくなる前に飲む方が効果的です。

低用量ピルで生理痛やPMSを軽くする

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ピルは避妊薬としてだけでなく、生理痛やPMS、子宮内膜症の治療に使われています。生理そのものが軽くなるので、吐き気も抑えられます。飲み始めはむかつきなどの副作用が出るかもしれませんが、2ヶ月ほどで体が慣れてくると生理関係のトラブルがなくなるはず。

ピルは血栓ができやすくなるなどリスクもあるので、気になった人は専門医に相談してみましょう。

漢方薬で吐き気を緩和

薬で治したいけど副作用があるのはちょっと・・という人は、漢方薬を試してみては。漢方薬は自然から取れる生薬が材料なので、穏やかに効き副作用も比較的少ないんです。

吐き気に効く漢方薬は当帰芍薬散などがあります。

漢方薬は体質や細かい症状により人それぞれ処方が異なるので、ちゃんとした効果を求めるなら専門医に処方してもらうほうがよいでしょう。

吐き気にはビタミンB6

ビタミンB6には吐き気を抑える役割があります。実際にビタミンB6はつわりが悪化した妊娠悪阻の点滴に使われたり、ピルの副作用の緩和に用いられています。

食べ物の中ではアボカドバナナに豊富に含まれています。

サプリメントで体質改善

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PMS専用のサプリメントは、PMSのトラブルを緩和してくれる役割があります。

薬のように即効性はないものの、血行を良くしたりホルモンバランスを整えてくれるなど、根本的な改善につながります。副作用がないのも嬉しいですね。

↓PMSに効くハーブがギュッとつまった【ルナベリー】のレビューもご参考にどうぞ↓
PMSサプリメントレビュー!ルナベリーを3ヶ月飲んでみた結果は?

生活習慣を見直す

PMSの症状や血行不良は生活習慣と密接に関わっています。十分な睡眠や栄養バランスのとれた食事、適度な運動やストレスをためないなど、普段から心掛けるようにしたいですね。

これってつわりかも?妊娠初期症状との見極め方

生理前に吐き気に襲われたら「もしかしてつわり?」と思ってしまうこともあります。生理が来るまで一日千秋の思いで過ごす・・なんてイヤですよね。

生理前は体温も上がり、何となくだるくて疲れやすくなります。これって妊娠初期症状と非常によく似ているんです。違いを見つけるのはとても困難です。

でも、フライングで妊娠検査薬を使いたくないですし、間違って薬を飲んでしまうようなことは避けたいですよね。PMSの症状なのか、妊娠初期症状か見極めるためのポイントを紹介します。

基礎体温

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基礎体温をつけていると、妊娠しているかそうでないかがわかります。PMSの場合は生理予定日の2~3日前になると体温が下がります。妊娠している場合は高温の状態が続きます。

3週間以上続いている場合は高い確率で妊娠しているので、検査薬を使うか産婦人科で診察してもらいましょう。

おりものや出血

おりものは排卵時に増えて生理直前にも少しだけ増えるものです。生理前に排卵時ぐらいに増えると妊娠している可能性があります。

また、排卵から1週間後ぐらいの時期、生理までまだ日があるのに少し下着が汚れるぐらいの出血があれば、着床出血かもしれません。着床出血は2%の割合でおきるのでまれなケースですが参考にしてみてください。

他にも、生理痛とは違うチクチクした痛みがある、好きな食べ物が急に嫌になるなど嗜好の変化も妊娠した時の特徴です。

まとめ

吐き気の原因となっているプロスタグランジンは生理痛が起きるのと同じ原理なので、まずは温めて緩和しましょう。体を冷やさないようにする、生活習慣を見直すなどの普段の心がけが改善への近道ですよ!