避妊以外の目的で使われることも多い経口避妊薬ピル。PMSの治療にも使われる、というのはもうご存知ですよね?
気になってるけど自分が飲むのはちょっと・・副作用がツラいんじゃないの?
そんなピルに対するなぜ?どうなの?という疑問にお答えします!ピルを飲んだレポートを詳しく紹介!
どうしてピルがPMSの治療になるの?
ピルの中身は女性ホルモン。実際に体の中に存在するエストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンなんです。
これを外から取り込むことで、排卵を起こさなくします。排卵がなくなるとPMSの症状もなくなります。PMSはつまり、ちゃんと生理があって排卵が行われているからなんですよね。
排卵がないとイライラや落ち込みなどPMSの症状もなくなります。PMSは排卵に伴う症状なので、そもそも排卵がないとPMSも生理痛もないということ。
ちなみにピルはPMSの他にも、こんな治療にも利用されています。
※多毛症や大人ニキビにも効果があります。
ピルは婦人科で処方してもらいます。大体1ヶ月3000円ぐらいです。
気になる副作用は?
ピルといえば心配なのがやはり副作用ですよね。「副作用がつらくて服用を断念した」という人も少なくありません。
吐き気・胸の張り・下腹部痛・下痢・むくみ・不正出血・体重増加etc.,
ピルは体を妊娠に近い状態にするので、何らかの体の変化がありますが、感じ方には個人差があります。
また、血栓ができやすくなるという点も指摘されています。そのため、全ての人が飲めるというわけではありません。
ピルが飲めない人って?
- 妊娠を希望している人
- 35歳以上の喫煙者で1日15本以上吸う人
- 偏頭痛がある人
- 肥満の人(BMIが30以上)
- 妊娠中・授乳中の人
- 乳がんや子宮がんの疑いがある人、手術後や手術予定のある人
2ヶ月半飲んでみた結果は!?ピル体験レポート
ピルを2ヶ月半飲んでみました。感じたこと、思ったことをまとめてみました。「飲んでみたいけど、実際どうなの?」という方の参考になれば幸いです。
ピルにずっと興味があった私。かわいいピルケースを見かけたり、外国映画にピルが出てきたりと大人のイメージで、ちょっとあこがれもありました。避妊はもちろんPMSもなくなると知り、思い切って試してみることに。
婦人科では避妊を推奨されていて(私、マル高で2回切腹してるので)、「はいはい」という感じでスムーズに出してくれました(苦笑)。
【ピルを飲むときの注意点】
- 毎日同じ時間に欠かさず飲む
- 1回飲み忘れたら気づいた時点で飲み、いつもの時間にまた飲む
- 2回飲み忘れたらその月の分は処分
毎日決まった時間に飲めるかどうか、ですが普段からサプリメントを飲む習慣がある人などは問題ないと思います。吐き気などの副作用があるので、お医者さんの勧め通り私は慣れるまで就寝前に飲んでました。
ピルを飲み始めた時、やはり副作用に苦しみました。めまい、吐き気、下痢、不正出血・・。「これ、やばいかも」というぐらい不調に苦しみました。つわりの苦しみが戻ってきた感じです。
「ピルを飲んだら太る」と聞いてましたが、このつわり状態がつらくて食べて気を紛らわせたくなるんですが、これがきっと太るもとなんでしょうね。
あと不正出血のため、普段使わないおりものシートが欠かせなくなったり。私の知り合いも「副作用がつらくてピルやめた」という人が何人かいたので、「これなら誰でもやめるなぁ」と納得。私も何度もやめたくなりました。
私はピル服用中は生理がない、と思ってましたが違うんですね。ピルを飲んでいても生理はあります。
私の飲んでいたのは最後の週が鉄分のサプリ。それを飲み始めると3日ほどで生理があるのですが、経血の色や量がいつもと全然違いかなーり違和感。私、布ナプキンを使っているので自分の経血とかはわりと見てるほう。なので明らかに何か違う!と思いました。まぁ普通にピルの影響だったんですけど・・。
2シート目から体が慣れてきたみたいで、副作用もなくなり快適な毎日がスタート。PMSも生理痛も過多月経もまとめて解決してくれるなら(もちろん避妊も)これは誰でも飲むよね!?って感じでした。
でも、ピルで女性ホルモンが制御されているせいか、生理後の絶好調な感じがないんです。仕事への意欲とか、肌がスベスベ髪がツヤツヤになったりとかがなく、気持ちに張り合いがない・・。もちろん生理前の不調がないのはありがたいんですが・・。やっぱりメリハリもほしいかな、と。
人間ってワガママですよね。
ピルは腸内フローラにも影響を与えるらしく、そういった諸々の事情を総括して、シート3枚目の途中でやめることに決意。ピルをやめた時の反動か、その後の生理の量がすごかったです。
ピルをやめるとすぐに卵巣の働きが復活するので、排卵が起こります。すぐに妊娠できる状態になるそうです。
まとめ
【ピルのメリット】
- 生理が軽くなる
- 月経周期が安定する(予定が立てやすい)
- PMS、生理痛、過多月経、避妊などがカバーできる
【ピルのデメリット】
- 毎日決まった時間に飲まなければいけない
- 慣れるまで体への負担が大きい(副作用)
- 血栓ができやすくなる、腸内フローラ等体への影響に不安
ひどいPMSや他の病気を解消してくれるピル。万能に使える一方体への影響も否定できません。生活習慣を見直す、サプリメントを飲むなどの改善法も試しつつ、最適なPMS解消法を探してみるのがベストですよね!
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