月経・・排卵・・体の中では何が起こっているの?

女性のカラダは毎月一定のリズムを繰り返している・・というのは、もうご存知ですよね。

毎日体の中ではどんな変化が起こっているのか、気になりませんか?

そんな女性のカラダの神秘を、アメリカの大学の産婦人科学教授であるローレン・ストレイチャー氏が、わかりやすく解説しています。

参照元:A 28-Day Guide To Your Reproductive Cycle

「PMSの症状が一番キツイ日は?」
「最も妊娠しやすい日は?」

妊活中の人もぜひチェックしてほしい、女性のためだけの日めくりカレンダーです。

月経期(1~6日目)

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1日目:
生理開始日が月経周期の最初の日になります。
女性ホルモン値は平常に戻り、子宮内膜がはがれ外に排出されます。
これから28日かけて、体の中では妊娠するための準備が行われます。

2日目:
生理2日目が一番重い、という人は多いですよね。ナプキンやタンポンも、量が多い日用が活躍します。

PMSの症状はなくなりますが、逆に生理痛に苦しめられる人も。

出血に交じり血の固まりのようなものが見られることもありますが、心配は無用。いたって自然な現象です。

でも固まりがゴルフボールぐらいの大きさだった場合は、専門医に相談したほうがいいでしょう。

3日目:
量の多い日も3日目あたりが最終です。この時期はまだ赤い血液そのものが見られます。

膣内の常在菌のバランスが崩れやすくなるのもこの頃。

普段と違う匂いを感じたり、膣カンジダにかかりやすくなることも。

気になる人はこまめにナプキンを交換したり、通気性のいい下着をつけるようにしましょう。

4日目:
出血もそろそろ軽くなる頃で、色も赤から茶色っぽい色に変化してきます。

5日目:
生理が5日という人はいよいよ最終日。もうおりものシートでも十分、という人も多いのでは。

6日目:
ほとんどの人は、もう生理から解放されているでしょう。
ううん、私は7日ぐらいかかるわ!という人もいますが、それもいたって自然なことです。

卵胞期(7~14日目)

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7日目:
生理が完全に終わる時期です。つまり、次の生理に向けてカラダがギアチェンジする時。

排卵のための卵胞が成熟し始めます。

エストロゲンが徐々に増え始めます。まだプロゲステロンの出番はありません。

8日目:
排卵するために、卵巣では卵胞が育ち始めます。
卵巣はエストロゲンを発するため、エストロゲンの量も上がっていきます。

9日目:
これから数日間は卵胞がどんどん成熟していく時期。
受精卵の着床に向けて子宮内膜に壁をつくられるため、エストロゲンがさらに分泌されるようになります。

10日目:
エストロゲンの分泌が過渡期。引き続き子宮は妊娠のために子宮内膜を作り続けます。

11日目:
もし妊活中の人がいたらそろそろ排卵日がやってくるので、妊娠に向けて準備を始めましょう。
スケジュール調整、夕食の献立などはバッチリですか?

12日目:
最も妊娠しやすい時です。妊活中の人で、「まだ排卵していない」という人がいても大丈夫。
エストロゲンは依然として増え続けていますし、精子は女性の体に入ってからも数日は生き続けるので、妊娠しやすい時期はしばらく続きます。

おりものがねばねばしてくる時期。卵胞のひとつが完全に熟して卵子になります。
一方他の卵胞は小さくなっていきます。性欲が高まります。

13日目:
エストロゲンの量はピークを迎えます。体が排卵の準備をする時期です。

14日目:
28日周期の場合、この日が排卵日になります。卵巣が卵子を放ちます。
この時期排卵痛を感じる人もいますが、いたって正常なこと。
妊活するには最も適した日です。一方まだ妊娠したくないという人は避妊をお忘れなく。

黄体期(15~28日目)

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15日目:
卵子が卵管を通って子宮に降りて行き、精子を迎えるのを待ちます。

妊娠したくない人で避妊に失敗した場合でも、この時期ならまだアフターピルで避妊が可能ですよ。

16日目:
引き続き卵子が精子を待っている時期です。

17日目:
子宮内膜が厚くなります。受精が成功すればすぐに着床となります。

卵子の寿命は排卵後24時間。受精が行われなかった場合はやがて経血と一緒に排出されます。

エストロゲンは徐々に減っていき、逆にプロゲステロンが一気に増えます。

18日目:
エストロゲンが再び増えますが、プロゲステロンのほうが依然として優位です。

19日目:
もし妊娠していても、この時期はまだ妊娠検査薬の反応は出ません。

20日目:
周期の終わりが近づいています。PMSの症状がいよいよひどくなってくる時期。

気持ちのアップダウンや下腹部のハリに悩まされるでしょう。

21日目:
妊娠の反応が出る時期です。妊活中の人や、心辺りがある人は検査薬を試してみて。

22日目:
そろそろ生理が来る準備をしていい時期。ナプキンやタンポンのストックは万全ですか?

23日目:
PMSの悪魔が大活躍中です。
アロマオイルを垂らしたお風呂や、チョコレートなどで自分を甘やかしてみて。

24日目:
排卵から1週間。プロゲステロンは最高値で、エストロゲンは再び減っていく時期です。

25日目:
PMSの症状がある人は、この日あたりが一番キツいと感じるでしょう。
下腹部のハリも一段と強くなるかもしれません。

気持ちも不安定なので、ちょっとしたことで爆発してしまいがち。

牛乳が切れていたからって急に涙が止まらなくなっても、この時期はいたって正常なこと。
気にしないようにしましょう。

26日目:
この日は絶対に体重に乗ったり、体のサイズをはかったりしちゃダメ!
生理前に体重が増加したり、服がキツくなるのは正常。
「これはホントの私じゃない。PMSのせいよ」と自分に言い聞かせて乗り切りましょう。

27日目:
PMSもそろそろ終わりに近づいています。楽しみですね。

28日目:
月経周期の最終日です。妊娠していなければ、もうすぐ生理がやってきます。

子宮内膜は最も厚くなっている時で、いつはがれてもいい状態です。
次の日からまた新たなサイクルが始まりますよ。

まとめ

いかがでしたか?

これはあくまで28日周期の場合。周期は個人差がある上、その時の体調によっても変化します。

でも体の中の変化を知ってでおくと、PMSももう怖くないですよね?