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月経前はモーレツに食べてしまう・・その理由とは?

普段はカロリーの摂り過ぎにも注意して、きちんとした食事を心がけているのに、月経前になると心のタガが外れたように、ご飯やおかずはもちろん、スナック菓子から甘いものまで、いろんなものをドカ食いしてしまう人もいるようです。

一体どうしてそういったことが起こるのでしょうか?

月経前症候群と食欲の関係

ドカ食いが起こる一番の理由は、前々回に述べたカラダがむくむ理由と同じです。

排卵~月経直前までの時期は、見方を変えれば、妊娠に備えるための期間でもありますから、ドカ食いはカラダが栄養素を溜め込もうとしていることの反映ということになりますね(具体的にはすべて、女性ホルモンの一つ、プロゲステロンの働きによるわけですが……)。

もちろんドカ食いが起こる理由には、食べることでPMSのイライラを紛らわしたいという欲求も働いているのかもしれませんが、いずれにしても、月経前の14日間はプロゲステロンが作用することで、普段と同じ食事の量では、カラダが満足できない状態になっているのは確かです。

またこの時期には、手足などと同様、舌がむくむことで、より味付けの濃いものを食べたくなったりもするものです。むくみがある分、味に鈍感になっているわけですね。

体重増加を防ぐためにできること

ただし、当然のことですが、カラダの欲するままに食べるのは厳禁です。

そんなことをすれば、あっと言う間に肥満体質になってしまうだけでなく、PMSの症状を悪化させることもあり得ます。

できるだけ野菜や海藻、こんにゃく等など、食物繊維が豊富でしかも低カロリーな食品を取るよう、普段にも増して心がけることが大切です。