PMSは年齢によって症状が異なる?
「PMSが年々ひどくなってるみたい・・肉体的なツラさに加えて精神的なツラさも出てきた。職場でトラブルにならないか不安」(20代後半)
「出産後PMSがひどいです。毎月夫婦喧嘩で最近は離婚の話まで飛び出してきました」(30代)
年齢とともにPMSは重くなるとか軽くなるとか言われたりしますが、実際のところはどうなのでしょうか。出産とPMSの関係も気になります。
また、症状の現れ方って、年齢によって傾向というものがあるのでしょうか?
PMSとは月経前症候群ともいい、大体生理開始3日~10日前に出る様々な不快症状のことを言います。
生理が始まると自然に治まってしまうので、そのままにしている人も多いですよね。
でも以前に比べて症状がひどくなってるような気がしたことはありませんか?症状のタイプが前と違う、と言う事も・・。
PMSの原因はまだはっきりとしたことはわかっていません。でも、月経周期に合わせて起こるため排卵や月経を起こす女性ホルモンが関係していると言われています。
女性ホルモンは思春期から徐々に増えて、30代をピークにその後は閉経を迎える50代に向って減っていきます。
なので、女性ホルモンの量に比例してPMSの症状も強く出る傾向があります。
年代別PMSの症状の傾向
25~45歳の女性141人を対症に行われた調査で、年代・出産経験・就労形態によってPMSの症状の違いがあることが明らかになりました。
10代の症状
10代はまだ女性ホルモンの量も少なく、女性機能が未発達です。この時期はPMSよりも生理痛や生理不順といった症状の方が多いです。18歳以降になると女性ホルモンも安定してきます。
20代の症状
20代のPMSは頭痛や肩こり、乳房の張りといった身体的症状が比較的多いです。生理前になるとイライラする、といった症状も出てきます。
30代の症状
30代前半はむくみ、アレルギーに加え攻撃的になるといった症状を感じる人が多いようです。また、30代後半になるとイライラや乳房の張りといった典型的なPMSの症状を多くの人が感じているようです。
40代の症状
40代になるとイライラや乳房の張りといった症状を感じる人が多いようです。
PMSは30代が一番キツイってホント?
20代では頭痛や肩こりといった身体的症状が多く、30代になると精神的症状が増え、イライラ・乳房の張りといったPMSの典型的な症状は全世代を通して見られました。
でも、PMSの症状には個人差があり、その人の性格や生活習慣、環境やストレスが大きな要因になります。
20代の時より30代に入ってからの方がPMSがひどく感じるのは、女性のライフステージの変化が30代に集中することにもよります。
結婚・出産・転勤など環境の変化でストレスが加わるのも関係しています。責任の大きいポストを任されたり、仕事でも家庭でも役割が大きくなります。そんな負担がPMS悪化につながっているのだと考えられます。
PMSは別名30代中期症候群または30代不機嫌症候群とも呼ばれています。
冒頭で紹介した通り30代は女性ホルモンがピークになる時。その時期と女性のライフイベントが重なるため、それがPMSとなって出ている可能性は強いです。
40代後半になり閉経が近づいてくると、毎月あった排卵がなくなったり、生理そのものが軽くなっていきます。PMSは女性ホルモンが影響しているので、それに伴いPMSの症状も軽くなっていくのが一般的です。
でも、PMSには個人差があるので中には40代以降になってひどくなる人もいるかもしれません。また、45歳を過ぎると更年期障害の可能性も出てきます。
PMSは出産と関係する?
「出産してからPMSがひどくなった」という人は多いです。出産経験の有無はPMSと関係あるんでしょうか?
出産経験がない人は身体的症状、出産経験がある人は精神的症状が強く出る傾向があります。
具体的には、下腹部痛や頭痛、肩こり、乳房痛や乳房の張りといった症状が出産未経験の人に多く、出産経験がある人はアレルギーやイライラ、怒りやすい、攻撃的になる、自分をつまらない人間だと思う自己卑下健康管理ができないと思う
また、「出産によってPMSは悪化する」という医学的見解もあります。でも、出産することで子宮口が広くなり、下腹部痛や生理痛といった身体的症状は緩和されるようです。
ちなみに産後うつやマタニティブルーは、PMS同様女性ホルモンの急激な変化によるものです。女性ホルモンは気持ちのアップダウンに大きく影響するんですね。
PMSは就労形態とも関係する?
仕事をしている人は、生理前になるといつものように仕事に集中できなくなったり、ささいなことで同僚と口論になる、ということが多々あります。フルタイムで働いている女性のほうがPMSが強く出るんでしょうか?
調査によると就労タイプによっても症状に違いがあることがわかりました。
専業主婦の人は便秘や怒りやすい、といった症状が多く、パートの人は腰痛の他に乳房の張りなど身体面の症状が多いことがわかりました。
また、フルタイムの人とは普段通り仕事ができない、職場の人と口論になる、などの症状が顕著でした。このように人間関係などに支障が出るケースは、肉体的・精神的症状とは別に社会的症状とも呼ばれています。フルタイムの女性は、この社会的症状が強く出る傾向があります。
PMSの治療
年齢によって悪化しているPMSは、婦人科で治療することができます。治療法は主に低用量ピル、痛み止めなどの対症療法、漢方薬などです。
低用量ピルは排卵を止めるため、PMSだけでなく生理痛なども解消できます。でも妊活中の人は向いていませんし、喫煙者や年齢制限などの制約があり、副作用もあります。
漢方薬は即効性はありませんが、穏やかに効くので根気よく続けることが大切です。
自分でできるPMSの対策
PMSは生活習慣を見直すことでかなり改善できます。
バランスのとれた食事を心がけ、ビタミン・ミネラル(鉄・カルシウム・亜鉛)といった女性のココロとカラダの働きを助ける栄養素をしっかり摂りましょう。
青魚などに含まれるα-リノレン酸もPMSには有効です。
カフェインや甘いもの、合成添加物はなるべく控えめにしましょう。
睡眠を十分にとって、運動をする習慣をつけることも大切です。
ストレスはPMSを悪化させる元凶です。仕事や家事・育児で忙しいとストレスを解消する暇なんてないかもしれませんね。
ゆっくりお風呂につかったり、アロマの香りをかぐなど普段からリラックスできる時間を作りましょう。
悲しいドラマを見て泣いたり、お笑い番組を見て笑うだけでもストレス発散になります。
栄養バランスのとれた食事を毎日三食完璧にこなすのは大変ですよね。
そんな時サプリメントがおススメです。サプリメントなら効率的にPMSに有効な栄養素が摂れます。
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まとめ
- 年齢によって悪化するとは一概にいえないが、多忙でストレスフルな30代はPMSが強くなる傾向がある。
- PMSは個人差が大きい。悪化していると感じたら生活習慣やストレス度もチェック!
PMSがツラいと悩んでいるとそれがストレスとなって悪循環に。アロマやサプリなど自分のお守りを見つけてゆる~く乗り切って行きましょう!